7/12(月)からまん延防止等重点措置が解除され、久しぶりの運動を楽しんだ方、自粛期間中よりも長時間の運動をされた方もいるのではないでしょうか。そういった時、つい、張り切りすぎてしまって筋肉痛になり、身体の至る所が痛むなんてことはありがちですね。今回は筋肉痛についてのテーマです。
乳酸が溜まったから筋肉痛になると考えている方が多いですが、これは以前の定説で、近年の研究によって、新たな事実が判明しました。それは、筋肉痛が起こるメカニズムは、「運動で筋繊維が痛んで、筋繊維に傷がつき、その傷の修復時に起こる炎症が筋肉痛」という訳です。つまり、筋肉を修復している時に出る痛みが筋肉痛であるということです。筋肉は筋繊維の破壊と修復の繰り返しで大きくなる習性があります。よって、筋肉痛が起きているということは筋肉が成長している証でもあるということです。
ですが、日常生活に支障をきたすほどの筋肉痛は避けたいものだと思います。皆さんは、筋肉痛を早く治すためにどんな対策をしていますか？
・ストレッチをする
・お風呂で疲れを取り除く
・たくさん食べる
・プロテイン、アミノ酸、クエン酸を摂る
・よく寝る
この他にも様々な方法で試行錯誤を行い、何とかして治そうとしますよね。私も筋肉痛に苦しめられた経験が何度もあります。筋肉痛対策として見落としがち且つ簡単にできるものが、こまめな水分補給です。熱中症・脱水症状の予防時によく聞く言葉ですが、筋肉痛を早く治すためにもとても重要です。
筋肉には多数の毛細血管が張り巡らされており、血液によって身体の隅々まで酸素や栄養が運ばれ、筋肉修復の際に発生した老廃物を回収します。血液は大半が水分であるため、身体が水分不足を起こすと血流が悪くなり、循環が悪くなります。摂取した栄養を運び、老廃物を回収する循環を滞らせないためにも、身体の水分量を保ち続ける必要があります。とくに、寝ている時は水分補給ができず、汗をかき身体の水分も失われていきます。身体を休ませている時に脱水状態では、筋肉痛も治らないので、寝る前と起床時はコップ一杯の水分補給をオススメします！
これからの暑い季節に負けないよう、筋肉痛対策も兼ねてこまめな水分補給を行いましょう！
