2014年11月21日金曜日

知的プログラム 「海外トップコーチ講話」

 11月15日(土)アクシオン福岡にて、知的能力開発・育成プログラム「海外トップコーチ講話」を実施した。今回のプログラムでは、2020ターゲットエイジ育成・強化プロジェクトアーチェリー担当、海外トップコーチのユン・ヘソン氏をお招きし、「トップアスリートを目指すとはどういうことか、トップアスリートを目指す上で必要なことは何か」について考えていった。
 ユン氏は、韓国のアーチェリー選手として活躍されただけでなく、日本においてトップコーチとして活動されるなど、選手としてもコーチとしてもトップレベルの経験を持った方である。その経験をもとに、トップアスリートになる厳しさや考え方などトップアスリートとしてのメンタル面を中心に話していただいた。後半は、事務局スタッフとのディスカッションを通して「トップアスリートに必要なこと」について議論した。
【ディスカッションの内容】
○伸びる選手と、そうでない選手の違いとは
「伸びる選手は、夢や大きな目標を持っていて、その目標を達成するための課題を見つけることができる。(夢への道筋を立てることができる。)そうでない選手は、夢は持っているが自分自身の課題を見つけられなかったり、逆に目の前の課題ばかりみていて、夢や大きな目標を模索することができない。」
○なぜ厳しいトレーニングや逆境に耐えることができたのか
「自分にとって、勝てたときの喜びや、小さな目標をクリアーしたときの達成感は、何にも変えがたいものであり、たくさんの負けや苦しみがあるからこそ、1つの勝利の価値(重み)を感じることができた。」
○アーチェリーを行う上で、プレッシャーはなかったのか
「もちろん様々なプレッシャーはあったが、それを“プレッシャー”と捉えるのではなく、“たくさんの人が応援してくれている”と捉え、自分にとってプラスになるような考え方をしていた。」
 今回の講話は受講生にとって、自分自身と向き合い、見つめ直す重要な時間になったと思う。将来どのようなアスリートになりたいのか、理想とする姿をイメージし、トップアスリートに「なる!目指す!」という覚悟を固め、さらに自己を高めていってほしい。