2012年5月30日水曜日

Jr.知的プログラム「効果的な入浴方法について」


5月26日(土)福岡県立スポーツ科学情報センターにて、Jr.知的プログラムが行われた。今回は、株式会社バスクリンより石川泰弘氏を招聘し、講義していただいた。
 石川氏からは「トップアスリートは日頃のコンディショニングを大事にしている。コンディションを整えていく一つの方法として、効果的な入浴方法があり、その入浴方法を実践することにより運動能力を向上させることができる。」とコンディショニングの重要性を話された。
具体的な内容としては、ぬるめのお湯に長く浸かり血行を促進する肉体的かつ精神的リカバリー入浴。また、お湯の温度を40℃に設定、20分を目安に入浴し、体温を38℃以上に上げ、入浴後30分保温する方法により、身体へ熱刺激を与えヒートショックプロテイン(HSP)を産生する入浴方法を紹介していただいた。
ヒートショックプロテイン(HSP)には、風邪などの病気になりにくい、運動能力が向上する、乳酸の産生が遅れる、乳酸の代謝が早くなるなどの効果が実証されており、世界での活躍を目指す受講生にとって貴重な情報となった。
    
受講者からは「日頃特に気にせず入っているお風呂だけれども、目的に合ったお風呂の入り方を実践して、コンディションを整えていきたいと思った。」、「その日の疲れはその日に取り除き、毎日の練習を精一杯することで、力をつけていきたい。」などの感想が聞かれた。受講生においては今回のプログラムを通し、学んだことを日頃のコンディショニングに活かし、さらなる活躍を期待したい。