9月17日(土)福岡大学第二記念会堂体操場にて、田口晴康氏、森井大樹氏、花田彬氏(福岡県体操協会)の3名の講師により、第2回目の器械体操プログラムを実施した。第1回目と同様に、前半は倒立や回転、跳びなどのリズミカルな動きを取り入れたコーディネーショントレーニングを行い、後半は男女のグループに分かれ、床、跳び箱、平均台、鉄棒、トランポリン、平行棒・つり輪の指導を行った。受講生は初めて使う器具に戸惑いもあったが、積極的に挑戦する姿勢が見受けられた。
体操と言えば、先月行われた2016年リオデジャネイロオリンピックで、体操男子団体日本代表が金メダルを獲得した時のあの感動が、未だに鮮明な記憶として残っている方も多いのではないだろうか。その華麗な演技を観て感動したという受講生も多くいたが、今回の器械体操プログラムで、自分の体を思い通りに動かすことの難しさを体感できているのではないかと思う。実際に動きを見て、その通りに自分の体をコントロールできる力は、どのスポーツにおいても求められる力である。しかし、この力はすぐに習得できるものではなく、上手くできなくても諦めず何度もチャレンジをするといった日々の努力で培われるものだということを忘れてはいけない。「できるようになりたい、より上手くなりたい」という強い気持ちを常に持ち、日々の努力を継続できる人が、トップアスリートへと近づいていくのだ。
今年は台風の影響もあり、残念ながら2回しか器械体操プログラムを実施できなかったが、今回学んだことを継続して日々のトレーニングにぜひ活かしてもらいたい。
倒立は何を意識すればいいだろうか?
見事な柔軟性を披露!!