2020年8月5日水曜日

考える?疑う?受け入れる?

「人間は考える葦(あし)である」
 これはパスカルの『パンセ』の中の言葉です。人間は自然の中では葦(水辺に生育する植物)のようにか弱い存在であるが、それと同時に思考できる存在として偉大であるということを意味しています。生きている中で、考えて自分の行動を選ぶ場面は数多くあると思います。
「批判的思考」または「クリティカルシンキング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「批判」と聞くと、なんでも否定しているようなイメージを持つ人もいるかもせん。しかし、批判と否定は全くの別物です。批判的思考という言葉を簡単に捉えるのであれば、「考えもなしに全部受け入れないで、一度疑問を持って考えてみよう」くらいに解釈してもいいと思います。
 例えば、ニュースなどから得た情報や初めて聞いたことについて、「へえ、そうなんだ」ですべて受け入れることはいいことなのでしょうか。もちろん情報収集をしようとする姿勢やそこから吸収する力は、生きていく上でとても大切な能力だと思います。それに加えて、得た情報について疑問を持って考えることで、よりその情報を自分自身のものにすることができると思います。
 なにかを聞いたとき、なにかを考えているとき、「あれ?」、「おや?」と感じたことはありませんか?それは「考える」ための第一歩です。それが他人の意見であっても、自分が考えていることであっても「なぜ?」、「どうして?」、「なんのために?」と考えてみてください。
 なにかを聞いたとき、言われたときに「自分より頭がいい人が言っているから正しい」とすぐに判断したり、「嫌いな人が言っているから聞かない」と投げ捨てたりした経験はありませんか?私自身も思い当たる節があるのですが、これはとても「もったいない」ことをしていると思います。当たり前なようで実は難しいことですが、「だれが言ったか」ではなく「なにを言ったか」で言葉や情報を判断できるようになれば、自分自身の成長に大きく繋がっていくのだと思います。自分に入ってくるものについて一度深く考えることは、正しく理解した上で正しく判断するために重要な習慣です。
 先週はKidsがオープンマインドスキルで主張力(自分の意見を表現する力)と傾聴力(他人の話を聴く力)について学びました。Jr.はⅡ期の5回目のプログラムが終わっています。それぞれのプログラムの中で学んだこと、感じたことについて、考え、自分の中で深めていきましょう。次は夏季特別プログラムです。たくさんの学び、吸収をしていきましょう。

【プログラムの様子】

Jr. アーチェリー
 
Jr. ボクシング

事務局 柴田