2022年3月9日水曜日

神経系トレーニングについて

 皆さん、スポーツをしている時に動かなければいけない場面でわかってはいるが動けなかった経験ありませんか?私自身、卓球をしていて足を動かさないと得点できない場面で、頭の中では「足!!動け!!」と思うことが多々あります。今回受講生から頭ではわかっているのにどうしたら改善できるのか質問をされたので改善方法を紹介したいと思います。

 改善方法として、「神経系トレーニング」というものがあります。神経系トレーニングとは、神経から筋肉への伝達スピードを高めるトレーニングです。別の言葉で、「伸張反射」のトレーニングを言います。伸張収縮の速さ(筋収縮速度)が早ければ早いほど相手より優位に立つことができます。伸長収縮の速さをコントロールしている部分が「神経系」にあたり、神経から筋肉に伝わり動きが行われます。そのため、「動け!!」という神経(脳)からの指示に対して筋肉への伝達スピード(伸張反射)が求められる競技では重要な鍵を握っています。

【一連の流れ】①→②→③

①神経(脳からの指令)

②筋肉(大腿四頭筋)

③動作(足を動かす)

 代表的なトレーニングの例として、「ラダートレーニング」があります。ラダートレーニングでは、リズミカルな素早いステップを行ったり複雑な方向に動きながらステップを行ったりなど実際に調べてみると様々なトレーニング方法があります。特に、小学生や中学生期ではコーディネーショントレーニングと言われるものを行うことで神経系を高められます。高校生などから成長段階に見合った筋力トレーニングを用いたプライオメトリックトレーニングも有効になります。

 コロナ禍における運動不足解消として自宅トレーニングに励みましょう!!

事務局 髙田