2014年8月6日水曜日

トップアスリートを目指す子どもを見守る保護者としての「考え方」や「在り方」について

 7月5日()、アクシオン福岡多目的アリーナにて、九州共立大学教授・野球部名誉監督 仲里 清氏による 保護者サポートプログラムが行われた。仲里氏は、柴原・馬原・新垣・大瀬良ら10名を超えるプロ野球選手を育ててこられたこれまでの経験をもとに、育成方法や監督としての心得、リーダーの役割などの観点から、非常に熱く、ユーモアのある講義を行われた。「素質だけではNo.1にはなれない」をテーマとして、指導者の在り方を例に挙げながら、保護者に必要となる視点を、以下のように示された。

1.監督としての心得
○目標と方針を明確に伝えること
○「論理」と「根気」による指導ができているか
○「専制」と「民主」を使うこと
○結果にこだわること
○プレッシャーを喜ぶこと

2.監督の役割
○目標・方針を伝達すること
○判断し、決断すること
○評価をすること
○パフォーマンス(技術・戦術)を指導すること

3.監督に求められる資質・能力
○誠実、情熱、勇気、品位、風格、公正、存在感、執念
○根気

以上のような内容を示されながら、トップアスリートを育成する指導者の観点と、保護者としての在り方について述べられた。
最後に仲里氏は、「今までの経験を子どもたちにも伝えたかった。ぜひ保護者から子ども達に今回の話をしてもらいたい。」「少し突き放しても親は一番の味方である。今後の受講生の発育と発達を見守っていてください。期待しています。」と保護者に思いを語った。