2016年4月20日水曜日

「世界で戦うために必要となる力」

  “世界で戦うトップアスリートに必要とされる力とは、どのような力でしょうか?
 現在、世界で活躍するトップアスリートの多くは、目標設定をはじめ、トレーニング方法から栄養管理に至るまでをアスリート自らが考えながら実践しています。フィジカル・メンタル・インテリジェンスなどトップアスリートになるためには様々な力が必要となるわけですが、最近では考える力の重要性が盛んに叫ばれるようになってきています。今回実施した知的プログラム(4月9日)の中でも、この考える力について取り上げられました。
 ハンドボール日本代表選手として活躍された田中茂氏(日本ハンドボール協会)は、「『何のためにスポーツをするのか?』『何を目指すのか?』『目標は何か?』など自分自身のやる気の根源を考え明確にしておくことが大切である。」ということを話されました。また、エリートアカデミーにおいて学習支援をされている高柳公一氏(株式会社インターファースト)は、「トップアスリートは、競技力だけでなく学力も重要。自分自身の取り組みがどうだったかを振り返ることや次の行動を考えることは、競技力向上を図る上で大変重要である。」と話され、二人の講師ともに、自ら考え判断し行動することの大切さを強調されていました。プログラム後、二人の講師から「目で見て耳で聞き表現することは、スポーツと全く同じであり、この力を身に付けるためには、考えるということを習慣化することが大切である」といったお話を聞かせていただきました。
 福岡タレント受講生には、プログラム・日常・部活(クラブ)あらゆる場面で、自ら考え判断し行動して欲しいと思います。そうすることは、必ずアスリートとして技術を向上させるだけでなく、人間として大きく成長させてくれるはずです。まさに人間力向上です。
 「人間力なくして、競技力向上なし!」
 今後のタレント生の成長に期待しています。