2016年5月20日金曜日

「楽しみつつ、闘争心を持つこと」

  二人組を作り、一対一の突き合いがあった。「闘争心を持て!闘争心を持って相手に向かっていけ!」講師の野元氏(福岡県フェンシング協会)は声をあげた。
 フェンシングプログラムでは「マルシェ(前進)」「ロンペ(後退)」「ファンデヴ(突け)」「アレ(開始)」…と聞き慣れないフランス語で指示が出る。指示だけ聞くと難しそうなイメージだが、ワンバウンドのボールを突いたり床に置いている軍手をとる駆け引きをしたり、受講生は笑顔でプログラムを受けながら、フェンシングという競技の特性に触れていった。野元氏はプログラムに取り組む姿勢として、競技は楽しみながら、勝負の時には闘争心を持ち相手に立ち向かうということを求められており、「スポーツは笑顔で、楽しむことが大切」だと話した。
 受講生は楽しく取り組むことはできているが、真剣な場面、笑顔の場面のメリハリをつけることがまだまだできていない。このプログラムで目指すことは何か、どうしたいのか。野元氏の言葉の意味を理解し、受講生自身しっかり考え、受け身ではなく自分から楽しみ闘争心を出して向かっていけるプログラムにしていって欲しい。