今回のプログラムは、「瞬時に反応し体を速く動かすトレーニング」「スピードを高めるトレーニング」そして「正しい姿勢で体を動かす」の3つに分けて行われ、「速く走る動作」に重点を置いて指導していただいた。
ウォーミングアップではダイナミックストレッチを実施し、その後、ハーキーステップからのダッシュや、手を叩く音に反応し、その場でジャンプをする運動を行い、スタート動作につなげていった。スタートの合図と共に一気に加速するために、スタートの構えの足の位置・手の動き・上体の角度等、細かに指導していただいた。また、足の着き方・入れ替え方について、軸足が地面についた時点で反対の足は軸足を越えて前に出ているという話をしていただいた。そのために、太ももを上げて、そこから一気に地面を蹴る運動や、足を入れ替えるタイミングの練習を行った。
坂本修一氏はプログラム中に何度も、今回学んだ事をこの時間だけで終わらせるのではなく、普段から積極的に取り組んで欲しい。学校部活動はもとより、それぞれの活動場所で知識を共有し実施してほしいと語っていた。
今回のプログラムは特に、自身の能力向上につながるような内容が多く、比較的実施しやすい内容を紹介していただいたので、それぞれの活動場所や今後のプログラムでも継続して取り組んでほしい。
(地面を強く蹴りながら、足の入れ替えを意識した練習)
(号令に瞬時に反応しスタートを切る練習)