5月28日(土)、福岡県立須恵高等学校柔道場にて、野口博之氏(福岡県柔道協会)の指導により、第2回の柔道プログラムを実施した。
前回の復習として、礼法(立礼・座礼)や道着の着方について確認をした。プログラム前に、自分たちで礼の仕方や帯の結び方を確認し合う姿が見られ、協力しながら前回の内容を思い出して積極的にプログラムに取り組もうとする意欲が感じられた。
後ろ受け身をする際は、頭部を打たないように、帯の結び目を見るように顎をしっかりと引くこと、肘をつかず腕全体で畳をたたくことを意識することが重要である。寝姿勢・中腰姿勢・立ち姿勢と段階を経て受け身の練習をしているが、なぜここまで柔道では受け身を大切にしているのだろうか。受け身には、ケガをしないようにする、柔道の技全体の基礎にもなり得るという意味がある。今後は、このことを考えながら受け身の練習に取り組んでほしい。
また、新たに八方崩し・体さばきという柔道独自の動きを練習した。特に、崩しに関しては、体の使い方を感じて、力の入れ方や抜き方を学んだ。ただ力が強ければ良いのではなく、相手の力を逆に利用して、崩すところにまた柔道の面白さがある。「柔よく剛を制す」とはこのようなことを言うのだろう。
今回のプログラムでは、最後に相手を掴んで投げるという柔道の特性を体験することができたが、技の習得だけでなく、この柔道プログラムを通して相手や周囲の事を尊重する姿勢をぜひ身に付けてもらいたい。
ウォーミングアップで四足歩行をしている様子
前回り受け身の様子