2015年8月21日金曜日

kids夏合宿

  8月12日~13日の2日間、アクシオン福岡においてkids夏合宿を行った。
開講式では、「日本代表選手を決める合宿に参加したつもりで、全力で自分自身の力を発揮して欲しい」という説明があり、それを聞いた受講生全員が、これからの合宿に対するやる気を目や姿勢で表した。
  1つ目のプログラムでは、5つの運動能力測定(四方向ステップ、25m走、立ち五段跳び、ステッピング、20mシャトルラン)を行い、測定結果を男女別にランキングしスクリーンに表示した。全ての受講生が全力で測定に挑み、映し出された結果を見ながら、自分の強みに自身を持つ者や本気で悔しがる者が見られた。
 次に、今回初めて夏合宿に取り入れた「食育プログラム」では、水分補給に関することや基本の食事に関することについて、静間 佳代子氏(公認スポーツ栄養士)から講義があった。受講生にとっては、アスリートとしてベストパフォーマンスを発揮するために必要な知識を獲得すると同時に、実際に実践してみる貴重な機会となった。
 1日目の最後のプログラムでは、お互いのコミュニケーションが重要となる「チームビルドチャレンジ」を行った。この「チームビルドチャレンジは10人1組のチームで協力し合わないとクリアできない課題が6つ設定されており、チームが同じ目標に向かってコミュニケーションを図りながら協力することが必要となる。これまでなかなか積極的に話すことができていなかった受講生も自分の意見を伝え工夫する姿や、課題をクリアした時に男女関係なく肩を組んで喜び合う姿が見られた。
 2日目には、坂本 修一氏(SAQインストラクター)を招きSAQトレーニングを行った。SAQトレーニングとは、スピード(トップスピード)・アジリティ(敏捷性)・クイックネス(素早さ)を正しい動きを通して高めていくものである。受講生は初めての動きや素早い動きに戸惑う場面もみられたが、時間が経つにつれ、持ち前の能力の高さを発揮する部分がみられた、トレーニングの後半では、身体的にハードなトレーニングが実施されたが、全員が開講式で説明された「日本代表選手を決める合宿」といったフレーズを胸に、誰一人手を抜く様子はなく、全員が最後まで諦めずやりきることができていた。プログラム終了後には、疲労の色も見受けられたが、このプログラムで一人一人フィジカル面やメンタル面で成長し、その表情はとても満足した様に感じた。
 今回の合宿終了後には、受講生一人一人のコミュニケーションをとる姿や話を聞く表情がより真剣になり、合宿前と比べ大きく成長した姿が覗えた。合宿中で分かった自分の強みを、全面に出して今後のプログラムでも更なるアピールをし、より積極的に活動していって欲しい。