受講生の皆さん、「アピール」とは何か考えたことはありますか?
「アピール」を辞書で調べると、以下のように書いてあります。
①人々や世論などに広く訴えること。また、その訴え。
②人々に受け入れられること。また、人を引きつける魅力。
一般的には、上に書かれていることが「アピール」の意味だと言えますが、福岡TIDの受講生に求められている「アピール」とは、いったいどういうものなのでしょうか?
私たち事務局スタッフが考える「アピール」とは、「自分の強みを活かしつつ、指導者が求める動きをすぐさま体現すること」だと考えています。いくら、高い身体能力や素質を持っていたとしても、それを活かすための頭脳と体の動かし方を兼ね備えていなければ、指導者には認めてもらえません。
今回のKidsタグラグビープログラムでは、指導者の森田氏から「君たちのスピードを活かして、トップスピードでボールをもらおう」という言葉が繰り返しありました。これが指導者の求める動きであれば、やみくもに走り回るのではなく、次のようなことを考えながらプレイする必要があったように思います。
①どこに走り込めばいいのか?空いているスペースはどこか?
②どのタイミングでスタートすればよいのか?自分のスピードとパスのタイミングは?
③ボールを受けるための見方との距離は?
④どんな声かけ(コーリング)をするのか?
さて、Kidsの受講生の何人がこれらのことを意識してプレイできていたでしょうか?おそらく、このことを理解していた受講生が今回のサントリーカップのメンバーとして選ばれているはずです。
福岡TID受講生の皆さんは、今後、様々な場面で指導者にアピールしていかなければなりません。繰り返しになりますが、「アピール」とは「自分の強みを活かしつつ、指導者が求める動きをすぐさま体現すること」です。
指導者が何を求め、そのために何をすればよいのか、自ら考え挑戦していくことが“世界を目指す為の着実な1歩”となっていきます。高い身体能力と賢い頭脳をもったアスリートを目指し、これからの活動に臨んでいきましょう!