2010年3月13日土曜日

パスウェイプログラム

~活かす~

 パスウェイプログラムの主な目的は、自己の能力に応じたより高いレベルで活躍できる競技種目へと繋ぐこと。競技種目選択は小学6年次に中学期に実施する競技種目、また中学3年次には新たに発現してくる能力を踏まえ、世界を目指す最終種目の選択を行います。各競技団体の協力により、より活躍できる競技種目、より効果的に成長できるフィールドへと導くプログラムです。

■競技種目適性情報の収集
 能力開発・育成プログラムで実施した多くの競技体験の他、競技団体が集まり受講生の運動能力を評価するオーディションや競技適性への評価をするトライアウトにより、適性情報を収集し、ここで得た情報を受講生にフィードバックします。

■情報分析と資料作成及び三者面談による情報の提供
 得られた情報から、個人の強みや弱みを導き出し、強みを活かし、弱みを克服するための方策等について分析・シュミレーションした情報により、自己の課題や特性を明らかにします。また、競技人口や国際競技力、育成環境レベル等の競技種目が持つ可能性について分析し、自己の能力適性や目標に応じた競技種目を提示します。


オーディションの様子
トライアウトの様子
最終競技決定に向けたプレゼンテーション

★修了生の活躍(国際大会)★

能力開発・育成プログラム

~育てる~

 選出した子どもたちの得意な能力を伸ばしつつ、潜在する能力を開発・育成し、将来、より高いレベルで活躍するための能力の獲得を目的としています。

【プログラム構成】
■身体能力開発・育成プログラム
 多くのスポーツを経験しながら、将来、より高い技術を獲得するためにベースとなるコーディネーション能力を高め、獲得することを目的としています。
○R4年度実施予定プログラム
Kids:タグラグビー、ホッケー、SAQトレーニング、ソフトボール、柔道、バレーボール、器械体操、ハンドボール、スケート、フェンシング
Jr.:ウエイトリフティング、陸上競技、フェンシング、バレーボール、ハンドボール、ホッケー、アーチェリー、ライフル射撃、ラグビーフットボール、レスリング、バスケットボール、バドミントン

■知的能力開発・育成プログラム
 自らの課題を考え、課題達成のためにトレーニングをしていく姿勢は、技術習得の速度やレベルを向上させます。コミュニケーション能力や論理的思考力等を高めるプログラムを行い、世界で活躍するアスリートに求められる知的能力を高めます。
○R4年度実施予定プログラム
 オリンピアン講話、スポーツ栄養学、オープンマインドスキル、フィジカルコンディショニング、コミュニケーションスキル、視覚トレーニング、ロジカルシンキング、スポーツトレーニング、メンタルトレーニング、デュアルキャリアなど

■保護者サポートプログラム
 子どもたちの能力を効果的に高めるため、保護者の方々へ栄養、スポーツ医・科学などの知識習得のためのプログラムを実施し、日常的に受講生の支援をいただいています。
○R4年度実施予定プログラム
 スポーツ栄養学、競技選択の考え方など

■特別プログラム
 競技団体が主催する体験教室や8月中旬に実施する夏合宿等を通して、多くの競技種目を経験したり自分の身体能力を把握しながら、潜在する運動能力の拡大を目指します。
 また、中央強化拠点視察プログラムでは、JISS・NTC視察、国立代々木競技場視察などを行っています。
※JISS:国立スポーツ科学情報センター / NTC:ナショナルトレーニングセンター

身体能力開発・育成プログラム(Kidsスケート)
身体能力開発・育成プログラム(Jr.レスリング)
知的能力開発・育成プログラム

セレクトプログラム

~見つける~


 子どもたちの「能力を見極める」、子どもたちが「飛躍的に成長できる時期を逃さない」いった観点から、選考の対象学年を小学4年生から中学1年生とし、タレント発掘事業の選考会を開催しています。選考会参加者も年々増加傾向にあり、選考されたメンバーが受講生として活動し、世界で活躍するトップアスリートを目指しています。


■福岡県タレント発掘事業各年参加児童・生徒数(1次選考申込者数)

【H16年度】  1,522名 

【H17年度】  1,628名 

【H18年度】  3,795名 

【H19年度】  8,376名 

【H20年度】 16,214名 

【H21年度】 21,294名 

【H22年度】 18,588名 

【H23年度】 23,358名 

【H24年度】 31,793名

【H25年度】 47,505名

【H26年度】 31,804名

【H27年度】 41,467名

【H28年度】 46,360名

【H29年度】 56,178名

【H30年度】 51,673名

【R1年度】  50,557名

【R2年度】   6,570名

【R3年度】  29,083名

【R4年度】  45,712名


■令和5年度 福岡県タレント発掘事業受講生数

○Kids5年 28名  (男子17名 女子11名)

○Kids6年 34名  (男子19名 女子15名)

○Jr.1年    33名  (男子12名 女子21名)

○Jr.2年    35名  (男子18名 女子17名)

○Jr.3年    28名  (男子15名 女子13名)    合計158名








選考会の様子

コンセプト

子どもたちの能力を 「見つけ」 「育て」 「活かす」 事業です
子どもたちがスポーツにふれあう機会をつくるため、事業に参加したすべての子どもたちに、体力測定の結果から、今後の能力発達を促すための情報や、能力に応じたスポーツへの可能性についての情報を提供しています。
それぞれの子どもたちが、より高いレベルで活躍できる機会をつくるため、選出された子どもたちに、能力の開発と育成を目的としたプログラムを実施しています。また、子どもたちは、競技団体の協力により普段は体験する機会が極めて少ない競技なども含めた多くの競技を実践しながら、自分の可能性が活かせる競技は何かを探っていきます。

~ 事業構成 ~
福岡県タレント発掘事業は、福岡県内をはじめ、多くのスポーツに関連する組織の協力の下、運営されています。

■実施主体
(1)主 催  公益財団法人福岡県スポーツ協会
          公益財団法人福岡県スポーツ振興センター
(2)共 催  福岡県教育委員会
(3)後 援  独立行政法人日本スポーツ振興センター
(4)協 力  公益財団法人日本オリンピック委員会

■事業構成
福岡県タレント発掘事業は、3つのプログラムにより構成されています。
(1)「見つける」・・・セレクトプログラム
(2)「育てる」・・・・能力開発・育成プログラム
(3)「活かす」・・・・パスウェイプログラム