3月1日(土)アクシオン福岡にて、泉原嘉郎氏(九州産業大学)を講師にお招きし、さっぽろジュニアアスリート発掘事業との合同プログラムとしてコーディネーショントレーニングを実施しました。グループでの活動では、4つの動きに分かれて役割を分担し、トライアンドエラーを繰り返しながら教え合う姿が見られました。後半は、長縄を使用してグループで話し合いながら自由に動き作りを行いました。
泉原先生のお話にもあったように何事も「コツ」は自分で考えて見つけることが大切です。また、自宅でもできるコーディネーショントレーニングが沢山ありました。どんどん挑戦してコーディネーション能力を更に高めましょう。
保護者サポートプログラム
同じくアクシオン福岡にて、スピードスケート全日本選手権優勝や国際大会でも活躍している8期修了生、黒川輝衣さんのお父様に来ていただき保護者サポートプログラムを行いました。
輝衣さんの受講生当時の話や競技選択のこと、家庭でのサポートなど保護者ならではの悩みや不安を共有しながらディスカッション形式で普段聞くことのできない経験談をお話いただきました。
そのお話の中にあった、輝衣さんがお父様に送られた文章の一部を抜粋して紹介します。
・スピードスケートの周りの選手と比べて、たくさんの感覚を知っている自信がある。それは、小中学生でいろいろなスポーツをやっていたからだと思う。簡単に言うと、スケートしかやってきていない人よりもなんでも器用にでき、身体の中の感覚が繊細で理解が早い。その反面、一回できたからといってずっとできるわけではなく定着させるためには、なぜできたのかを理解し身体に覚えさせる必要がある。動きを身に着けるために苦労して時間をかけてできるようになった人より再現性が低いといえる。タレント生は運動能力が高い人が多いため、同じような課題に陥る可能性がある。
・プログラムや自宅課題では難しいことをしていたけど、身体の使い方が上達したことを実感している。後ろ二重跳びやジャグリングは今でも感覚が残っており、すぐにできる。周りの選手と比べて基本的な運動動作やウォーミングアップの動きは上手にできるし、けがも少ない。プログラムでは基礎的な運動能力が向上し、そのことが日本や世界のトップになれるポテンシャルを作っていると感じる。
本事業のプログラムをとおして学んだことを伝えていただきました。黒川輝衣さんのこれからのご活躍を祈念いたします。