2019年5月8日水曜日

問いかけ方


 先日福岡ソフトバンクホークスのオーナーである孫正義氏の話しを聞いたので紹介させていただきます。

 孫氏は久留米大学附設高等学校に入学後、16歳の夏休みの時に家庭教師に薦められた司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』を愛読し、たった一回のこの人生このままではダメだと思い2学期があけてすぐに退学届けを出し、渡米を決意しました。毎日22時間を勉強の時間にあて、2時間睡眠で生活していたそうです。
 学校の先生からは「せめて1年間は勉強してから受験した方がいい。絶対に受からないからやめたほうがいい」と言われましたが孫氏は「時間がもったいない。1年間渡米が遅れたら人生変わってしまう」と言ったそうです。

 そして数か月後の入学試験の日、毎日22時間勉強したものの、問題すら読めなかった孫氏は、試験教官に「問題さえ読めれば絶対に解けるから辞書を持ち込ませてほしい」と言い、辞書を持ち込んで受けたそうです。しかし辞書を引きながら解いていた孫氏は、時間が足りないと気付き、また教官を呼び「単語を調べているから時間が足りない。あと3時間あれば全部の問題が解ける」と時間の延長を要求したところ、許可をもらい3時間試験時間を延ばしてもらったそうです。
普通の人なら諦めるところですが、孫氏はどうしても行きたかった学校であったため諦めきれずにダメ元で提案しましたが、全て要求に応じてくれ、入学試験を一発合格し米国ホーリー・ネームズ・カレッジの英語学校に入学。その後米国サンフランシスコセラモンテ高等学校の2年生に編入し、1週間で3年生、もう1週間で4年生へと飛び級。その後高校卒業検定試験に合格し、翌1975年に米国ホーリー・ネームズ・カレッジに入学。1977年にカリフォルニア大学バークレー校経済学部の3年生に編入した時に、自分が好きなことをやっているのに、親から仕送りを貰うのはどうなんだろうと自分に問いかけ、自分が親に仕送りを送る側だと思い、働いて稼ごうと決意しました。その時自分に働く時間を設けたのですが、勉強時間は削ることはできないからと睡眠時間を削って毎日5分間だけ働いたそうです。
5分で何ができるのか?と思いますが、孫氏は発明したら儲けられると思い、毎日5分間辞書を2つ使い、適当に開いたページの単語を組み合わせて翻訳機を発明しました。だが翻訳機を生産するのには1000万円必要と分かり、どうしたら1000万円集められるのだろうかとまた自分自身に問いかけました。
そして孫氏がとった行動は、10人の学校の先生達にプレゼンし、100万円ずつ出資してくださいと頼み、1000万円を集めました。その後日本に帰国し、シャープに自動翻訳機を売り込んで得た資金を元手に今のソフトバンクを設立されたそうです。


私はこの話を聞き
時間の大切さ何事も諦めないことを学びました。
「時間とお金はどちらが大事ですか?」
と聞かれると迷うかもしれませんが
「命とお金はどちらが大事ですか?」
と聞かれると命と答えると思います。
時間=命ということが気づくことが出来るかどうかで
時間の使い方が変わってくるはずです。

時間はたくさんあるようにみえてたくさんは無く有限です。
したがってしっかり目標設定をし
何をすれば目標が達成できるのか考えてみてください。
できないから諦めるのではなく
「できるためにはどうすればいいのか」
という問いかけ方に変えるだけで目標が達成しやすくなると思います。


チャレンジせずにできないと決めつけてやらないのは
もったいないです。

できるまでチャレンジし続けることが大事です。
私自身もできないからやらないとは思わずに
何事もチャレンジしていきたいと思います。

事務局スタッフ 髙田