そこで、シーズンインに向けて大切になってくるのが
「体幹」です。
みなさんもよく「体幹が弱い」、「体幹を鍛えろ」と言われた経験がありませんか。受講生の皆さんも日ごろからスタビリティに取り組んでいると思います。しかしながら、スタビリティは、体幹の安定性を高めるトレーニングです。ならば、そもそも体幹とはどの部分を言っているのか、また、なぜ体幹が必要なのか考えてみましょう。
体幹とは、大きく言うと「胴体」であり、背骨を中心とした胸・背中・お腹・腰・お尻の広い範囲を体幹と言います。さらに、体幹トレーニング(スタビリティ)ではもう少し狭い意味を表し、内腹斜筋・外腹斜筋・腹直筋・脊柱起立筋・腹横筋・横隔膜筋・多裂筋骨盤底筋といった「内臓を包んでいる筋肉」を鍛えます。
しかしながら、トップ選手であっても具体的に場所を把握できておらず、人によってはイメージしている部分が異なっていることはよくあることです。
そのような現状がある中で、なぜ体幹が重要になるのか。それは、体幹というのは力を生み出す源であり、また上半身と下半身を接続する部分であるからです。つまり、体幹が弱く固定されていないと、思うように能力を発揮できないということです。例えば、立位で行うスポーツで走る・打つ・投げる・蹴るなど、どの動作においても、踏み込むことで地面に力を加え、返ってきた力を伝達することでパフォーマンスを発揮しています。この時に体幹が弱いと上半身まで力が伝わらず、途中で力が逃げてしまいます。
走り込みなどの冬季練習を積み重ね成長した体で、自身の思うように力を発揮できるようにするためにも、体幹部分に力を入れる感覚を養っていく必要があります。腹筋や背筋はよくするけど、体幹トレーニングはあまりしないという人は、自身が持っている力の全てを発揮しきれていないかもしれません。まずは、1日10分だけでも継続的に体幹トレーニングを行ってみましょう。必ず何かしらの変化があるはずです。また、普段から行っている人は、内臓を包んでいる筋肉などに力が入っていることを意識しながら取り組んでみましょう。
事務局スタッフ 大西
1月11日(土)プログラムの様子
Kidsレスリングプログラム
Jr.サッカープログラム