台風10号が通り過ぎ、これから気温も下がり、運動のしやすい時期がやってきました。しかしながら、季節の移り変わりの時期でもあり、朝晩と日中の気温差に注意しなければいけません。気温が5度違うと服装1枚分に相当するといわれています。体調管理には十分に注意を払い、日々の練習に取り組んでいきましょう!
今回のスタッフブログでは、「ウォーミングアップ」について考えてみたいと思います。
そもそもウォーミングアップとは何のために行うのでしょうか?
ウォーミングアップは、本練習や大会本番前に行う準備運動のことで、主に2つの役割があります。1つは「カラダ」の状態を整えることで、もう1つは「ココロ」の状態を整えることです。
「カラダ」の状態を整えるとは、ウォーミングアップを通して、体温・筋温が高まることで、筋肉への酸素・血流量が増加し、筋肉が柔らかくなり、素早くスムーズな動きができるようになります。また、可動域も広がることで、柔軟性が高まり、ケガの予防にもつながります。
「ココロ」の状態を整えるとは、意識レベルを日常生活から競技へと切り替えることによって、高い集中力を作り出したり、その後の動きをイメージしたりする心の準備をすることができるようになります。
以上のように、「いつもすることが当たり前」となっているウォーミングアップも調べてみれば知らないことが多く、知れば知るほどウォーミングアップの必要性・重要性が実感でき、やはりウォーミングアップはするべきだと思います。
しかしながら、ウォーミングアップはただすればいいのではなく、各競技の特性や大会当日のタイムスケジュールなども考慮して、タイミングや強度、量なども自分なりに考えなくてはいけません。実際に、私が高校生の時、「1日に400m走を3本、4×100mR(リレー)を1本」走った大会がありましたが、それぞれ走る前に同じウォーミングアップをしていては逆に疲労がたまり体力ももちません。そのため、400mの3本目を走る前は20分だけ体を動かし、本番を走っていました。
たかがウォーミングアップ、されどウォーミングアップ。当たり前になっていることこそ深く知り、パフォーマンスの発揮や競技力向上に活かしていきましょう。結論のみではなく、その根拠や理由を知ることが思いもよらない可能性を引き出すのかもしれません。
To know, is to know that you know nothing.
That is the meaning of true knowledge.
知るということは、あなたが何も知らないということを知ることである。それが本当の知識だ。
(哲学者 ソクラテス)
プログラムの様子
Kidsソフトボール(8/22)
事務局 大西