2021年12月1日水曜日

「レスリング」活動記録

 11月27日(土)にKids「タグラグビー」(身体Ⅵ期)、Jr.「ホッケー」「ラグビー」「レスリング」「ライフル射撃」(身体Ⅲ期)のプログラムが終了しました。今年度はコロナ禍でプログラム中止を余儀なくされる状況が続きましたが、今期のJr.プログラムは8回中6回の実施をすることができました。私は「レスリング」のプログラムに受講生と混ざって体を動かし参加させてもらいましたので、その活動内容を報告します。

レスリングは体力に自信のあるタレント受講生の息が上がるほど、アップからハードな内容でした。マット上の直径9mの円の周りを、10分間程、止まらないままJogを行いながらの体操や補強運動、ダッシュ、レスリング特有の動きなどをします。マット運動では、基本の前後転や開脚技から始まり、倒立歩行やハンドスプリングなど、多数の応用技や受け身の練習を行います。専門競技の特性で受講生によっては、苦戦している技もありました。しかし、チャレンジし続けたことにより、毎回のプログラムで成長が見られ、タレント受講生の潜在能力の高さがうかがえました。

 プログラムでは受講生全員がレスリング初心者でしたが、最終的に試合を行うという目標を立て、プログラムを通して基礎から実戦的なものまで様々な課題に取り組みました。初回から順に、相手のバランスを崩すゲームから「体勢の崩し方の基本」。足や背中をタッチするゲームから「タックルに入るイメージ」。グラウンド(抑え込み)や倒し方から「フォールの決め方」。タックルやローリングから「ポイントのとり方」を学び、レスリングの体の使い方を身に付けました。試合ではこれまでに学んだ内容を存分に発揮し、全力でぶつかり合い、「レスリング」をすることができていました。

レスリングのプログラムを通して、受講生は競技のルールや技術、楽しさ、難しさなどを学んだことはもちろんですが、何よりも全員の身体能力が向上したことを感じました。とくに、自分や相手の身体を思い通りにコントロールする力が身についたと思います。この力は、レスリングだけでなく他の競技にも通じるものです。

レスリング以外でもプログラムでは多くのことを学び、自身の身体能力を向上させることができます。身体プログラムは新しい種目にチャレンジする機会、自身の実施競技のレベルアップにつながる機会になります。

事務局 古後