2019年11月27日水曜日

自然治癒力を高める

みなさんは怪我をしたり体に違和感があったりした時に、自然治癒力(または自己治癒力とも呼ぶ)を意識したことがありますか?
 自然治癒力とは、「人間が生まれながらにして持っている怪我や病気を治す力及び機能を広くまとめたもので、手術を施したり人工的な薬物を投与したりしなくても治る機能」のことです。これは、皆さんの日常生活の中でもよくみられます。例えば、すり傷ができた時に血が出ていても、放っておいたら数日後には傷口が塞がっていたこと。風邪をひいた時に、栄養を摂って睡眠をよくとっているといつの間にか元気になっていたこと。こういった時に自然治癒力が働いています。また、整骨院接骨院も治療をする場ではありますが、手術や投薬などの外科的な手段を用いる病院とは違い、人間が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出させる施術(治療)を行っています。つまり、整骨院などによく通っている人は、自身の自然治癒力を高めて治療をしているということになります。
 しかし、自然治癒力に関わっているのは、筋肉などの疲労や怪我だけではなく、「心(メンタル面)」が大きく関わっています。「病は気から」といわれるように、気持ちのもちようによって体も変化してきます。
 私自身、高校生の時に年1・2回のペースで怪我をしていました。1年生・2年生の時は「まだ来年がある」と弱気な考えばかりで治りが遅く、なかなか練習に復帰することができませんでした。しかし、高校生、最後の大会の2週間前に怪我をした時は、「なんとしてでも治して出場する。治らなくても出る。」といった強い意志をもっていたことで、走れるまでに回復させただけではなく、自己ベスト記録を更新することができました。やはり、怪我を治すための自然治癒力には、心が大きく関わってと感じた経験でした。だからこそ、怪我や病気には、体の異変ばかりではなく、心の異変にも気づく感覚を研ぎ澄ましておく必要があります。
どの競技種目においても、練習や試合を重ねていく上で怪我は付き物です。トップの選手になると怪我をしたことがない人の方が少ないかもしれません。だからこそ、日ごろからのストレッチなどのフィジカルケアやストレス解消といったメンタルケアの両方が必須です!体の異変を感じてからの対応では時すでに遅しということもあります!何事も事前の準備(予防)を万全なものにし、怪我や病気になりにくい体にしていきましょう。競技を長く続けられるというのは強みになります!

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今週のプログラムの様子

ホッケープログラム
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事務局スタッフ 大西