2020年4月25日土曜日

元気づくりの栄養学

 4月も後半になり、長い休校期間中に体に変化が出ている人はいないでしょうか?自宅での生活リズムにも慣れてきて、トレーニングに取り組んでいることと思います。しかし、いつもと違う展開にモチベーションが落ち、食事のとり方がおろそかになっていませんか?再開したときにいかに良いコンディションで体を動かせるかは、休校中の過ごし方で大きく差がつきます。
 今回は、使うエネルギー量が少ない休校中の食事についてお知らせします。毎日同じリズムにマンネリしてきたら、食事に変化をつけると元気に過ごすことができますよ!



  休校中の食生活でパフォーマンスに差をつけよう!       


☆休校中の食生活の注意点☆
       1.毎日体重を量ろう
       2.3食しっかり食べよう
       3.基本の食事の形を守ろう
       4.免疫力をアップしよう(副菜、果物)
       5.水分を忘れずにとろう


1.毎日体重を量ろう
 体重を毎日量っていますか?自宅で一生懸命に練習をしても、外に出て実践的に行っていた練習と比べると、使うエネルギー量は少なくなっています。しかし、そんなときに、試合前と同じ量の食事を食べているとどうなるでしょう?



 練習で使うエネルギー量よりも、食事で食べるエネルギー量が多くなり、体重の増加につながります。休校中には、自分のベスト体重を見つけ、キープすることが大切です。感覚ではなく、体重計に乗って数値で確認しましょう。

2.3食しっかり食べよう
 次に、1日3回の食事は、必要な栄養を分けてとるだけでなく、生活リズムの節目にもなっています。気持ちの切り替え、体の切り替えのためにも3食欠かさず食べましょう。
また、練習の前後に食べていた補食は、足りない栄養を補うもので、練習に応じて調整が必要です。何のためにとるのか、いまの練習量で必要か、家の人と相談しながら無理なく取り入れましょう。
 

バランスのよい食事って何だろう?


3.基本の食事の形を守ろう
 基本の食事の形を覚えていますか?定食のように、主食、主菜、副菜、果物、牛乳がそろった食事の形が理想の食事のバランスになります。食事の量を減らすときに基本の食事の形を守らずに、品数を減らしてしまうと食事のバランスが崩れてしまいます。食べるエネルギー量を調整するには全体の量や、主にエネルギーのもとになる主食の量で調整することが必要です。そのために控えたい食品は、油脂類(揚げ物、ドレッシング、バター)、菓子類、ジュース類です。



4.免疫力をアップしよう
 さらに、新型コロナウイルスにかからないために免疫力をあげるには、副菜や果物に含まれるビタミンやミネラルが大切です。家で食事を取る機会が多くなるので、これを期に好き嫌いの克服を目指したり、新しい食材にチャレンジしたりするとおもしろいかもしれません。

5.水分を忘れずにとろう
 最後に、1人で練習していると忘れがちなのが水分補給です。のどが渇いたと思った時には、脱水症状が出ています。1時間にコップ1杯は、意識して飲むように習慣づけましょう。


 いまは、体を作る期間です。焦らずに自分の生活を見直して、再開したときに最高のパフォーマンスができるようにしましょう!

事務局スタッフ 德永