講義は、「人生を走る」というテーマで行われた。エリートアスリートになるためには「考えを変える事が大切」である事、経験が人を変える事など、山崎氏自らの中学生時代からの経験を交えながら話されていた。
実技指導では、山崎氏や福岡大学陸上競技部の学生から指導を受けた。適切なストライドを見つけるためのミニハードルやスティックを用いたストライド走や、走るために「跳ねる」感覚をつかむためにその場ジャンプやスキップなどを行った。ジャンプやスキップでは、「手と足のタイミング」を上手く使うことの重要性、速く走るためには遊脚(浮いている脚)を上手く使うことなど、速く走るために必要なことを体験した。
実技指導の始めと終わりではフォームが見違えるほど良くなった受講生もおり、山崎氏の指導で走る「タイミング」をつかんだようだった。
世界のトップで戦ったアスリートの言葉は心に響いたようで、講義・実技ともに受講生の眼差しは真剣そのものであった。走ることはどのスポーツでも重要な要素となる。今回の指導で学んだ事をしっかりと復習して今後に活かして欲しい。