2015年7月19日日曜日

知的能力開発・育成プログラム「効果的な入浴方法」

 7月18日(土)アクシオン福岡にて、石川泰弘氏(株式会社バスクリン)による、知的能力開発・育成プログラム「効果的な入浴方法」を実施した。
 今回は、効果的な入浴方法の講義だけでなく、コンディショニングの重要性やソチオリンピックでのマルチサポートハウスの取り組み例についてのお話しもしていただいた。
 下記1~3は効果的な入浴方法のまとめである。

1 入浴の効果
 ・お風呂に入ることで血液循環がよくなり栄養を運んでくれる。
 (入浴剤を利用することで血液循環が更に高まる。)
 ・お風呂に入ると眠りの質が高まる。
 (入浴後体温が下がり深い眠りとなり、成長ホルモンが分泌される。) 
 ・リラックスする。
2 入浴の方法
 ・血液が体を巡るのに約1分かかるので、10分~15分湯船につかると、エネルギーの基になる栄養や酸素が十分に行きわたる。
 ・湯温は、ぬるめ(40度を目安)で、足を入れた時に気持ちいいと感じる温度。
3 水分補給
 ・入浴中は汗をかくため、事前に水分補給を行う。 
 
 最後に、トップ選手は、リカバリーについての意識が高く、入浴の効果についても学習し、日常生活の中で取り組んでいることを米満選手(レスリング)や高梨選手(スキー)を例に挙げ説明された後、「入浴は体を休める効果があり、入浴は、アスリートにとってトレーニングの一貫である。」とまとめられた。
 日常のトレーニングを効果的に行うためには、コンディショニングを整える必要がある。今回のプログラムで学んだことを継続的に行えば、常にベストパーフォーマンスを発揮できる状態を維持でき、運動能力の向上につながるはずである。