2015年7月8日水曜日

Jr.能力開発・育成プログラム「柔道」

 7月4日(土)、福岡工業高校にて野口博之氏、中嶋靖宏氏(福岡県柔道協会)の指導による、第1回目の柔道プログラムを実施した。
   最初に、相手を敬う気持ちを表す座礼・立礼等の礼法について教わった。
   次に、ストレッチや前転・後転・側転などの回転運動を行い、その後受け身の練習を行った。「受け身」は柔道で必ず最初に教わる重要な技術である。 今回重点的に教わった「後ろ受け身」は頭部を守るために後方へ転がる技術であり、帯の結び目を見るようにあごを引き、腕全体で畳を打つことがポイントである。受講生は様々な姿勢から「後ろ受け身」につなげる動作を何度も繰り返しながら、正しい形を習得することができていた。
   最後に行われた寝技の練習では「袈裟固め」という技で、相手を抑え込んだり、逆に、押さえ込まれた時に逃れる方法を教えていただいた。
   野口氏が、プログラム中に何度も「なぜこのような姿勢や動作をしなければいけないのか考えながら取り組みなさい」と言われていたように、日頃の練習や普段の生活の中でも、意味や目的を考えながら行動することを心掛けてほしい。また、この柔道プログラムを通して、技の習得だけでなく、常に相手や周りのことを思いやる気持ちを持った、真のアスリートを目指してほしい。
後ろ受け身の練習の様子

袈裟固めの練習の様子