2016年1月13日水曜日

日々の生活で応用しよう!  能力開発・育成プログラム Jr.食育プログラムⅢ「ケーススタディ~こんなときどうする?~」

 1月9日(土)、アクシオン福岡第1・2研修室にて、小清水孝子氏(大妻女子大学教授)を講師に迎え、Jr.1年対象の食育プログラムⅢを実施した。
 これまで、基本の食事の形、貧血を予防・改善するための食事、正しい水分補給、試合時の食事等について学習してきた。今回はそれらの知識を応用し、生活の様々な場面で、どのように食事を選択するべきかをグループで話し合い、発表した。以下は、受講生の発表内容である。

【ケーススタディ①】「基本の食事の形」をそろえるには何を選ぶべきか
           ~コンビニエンスストアで選ぶ場合~ ※予算600円程度
主食:おにぎり
主菜・副菜:ほうれん草のソテー(半熟卵入り)
乳製品:ヨーグルト
果物:100%オレンジジュース
金額合計:610円
〈特に意識したところ〉
 野菜は野菜でも、ビタミンA・Cを多く含む緑黄色野菜がとれるよう、ほうれん草のおかずを選んだ。

【ケーススタディ②】貧血の予防・改善を目的とした場合、どんな献立にするべきか
            
主食:あさりのスパゲッティ
主菜:マグロの刺身
副菜:ひじきの煮物、小松菜のお浸し
汁物:わかめのみそ汁
乳製品:ヨーグルト
果物:みかん
〈特に意識したところ〉
 鉄を多く含むあさり、マグロ、ひじき、小松菜の料理を選び、鉄の吸収をよくするために果物にはビタミンCの多いみかんを選んだ。


  どのグループも必要な栄養素が不足しないよう、それぞれ状況に応じた食品選択の考え方が身についていた。しかし、これらの考え方は、日常の生活で実践していかないことには意味がない。
  これまでの食生活をもう一度振り返り、成長期であり多くのエネルギーを消費するジュニアアスリートにふさわしい食事のとり方ができているか、日々の食事が競技にどのように影響していくか今一度考え、食事もトレーニングの一部として今以上に意識してほしい。