今年度のプログラムが始まって約4ヶ月が経ちました。タレント受講生の皆さんは、毎週のプログラムにも徐々に慣れてきたのではないでしょうか。しかし、この慣れが皆さんにある影響を与えているのではないかと感じます。
皆さんに取り組んでもらっている内容に運動日誌があります。みなさんに毎週提出してもらっている日誌を添削していますが、書き方が少し雑になってきている受講生が多くなっています。
一日の振り返りをその日のうちにしていますか?1週間の振り返りを最後にまとめてしていませんか?先生からの添削の内容を毎回しっかりと確認していますか?
「運動日誌の目的」
① 自己の運動・栄養・健康面などの管理や自己評価が正しくでき、自分を高めることができるようにする。
② トレーニング後、1日の目標の振り返り(良かった点・悪かった点)→原因は何か→解決策を具体的に記入することにより、自己管理能力を高める。
〇Kids:今月・1週間で達成したい具体的な目標を書き、それを達成するためには毎日ど んなトレーニングに取り組まなければならないのかを具体的に書いてみましょう。
〇Jr.:まず、年間を通してねらう大会での達成したい目標を立てましょう。ねらう大会が終わった人は、次の目標を考えてみましょう。(長期達成目標)次に、長期目標を達成するために1ヶ月で達成すべき目標を考えましょう(中期達成目標)そして、中期目標を達成するために1週間で達成すべき目標を考えましょう。(短期達成目標)
これらを具体的に書いてみてください。
順番で言うと、長期達成目標→中期達成目標→短期達成目標 です。
日誌の書き方が良くなると、すぐに競技力が向上するというわけではありません。しかし、Kids、Jr.の時から①目標を立て、②それに向かって努力し、③自分の取り組み方を振り返るという習慣をつけておくことが、将来トップアスリートを目指すうえで大切になってきます。あるトップアスリートは幼少期から一日の自分が行った活動、摂取した食事などをメモする習慣をつけていたことが今になってとても役に立っていると番組で話していました。それらの習慣を身に付ける方法の一つが「運動日誌」であると私は思います。書き方が雑になっていた人は、もう一度「何のための日誌なのか」を考え、自分にとって、また自分の将来にとって有意義な取り組みになるよう今一度、自分自身の日誌の書き方を振り返ってください。
事務局スタッフ 白石