緊急事態宣言の延長が決定し、さらなる自粛生活を強いられることとなってしまいました。そんな中で皆さんは、感染予防をしながら、競技力向上を目指すためにどのような工夫を行っていくでしょうか?自粛期間が長くなり、気が緩んでくる頃ではありますが、思いきりスポーツができる日を信じて、逆にこの期間をチャンスと捉えられるぐらいポジティブな思考を持って過ごしていきましょう!
さて、先週よりKids6年生を対象とした三者面談の1回目がスタートしました。この面談では、中学校期に実施する競技を決定し、どのようにその競技に取り組んでいくかを考えていきます。スポーツを「する」者としての目標をしっかりと持ち、それに向けた綿密な計画を立てていってほしいと思っています。その計画の中では、「高校期」「大学・社会人」といったところまで考えていきます。まだ具体的にどんなことをしたいのかはっきりと考えている人は少ないと思いますが、この時期から考えておくことで、自分の「軸」になっていくと思います。
それらを考えていく上で参考にしてほしいと思い、今回はスポーツの「する」「見る」「支える」の3要素から「支える」の部分を紹介してみようと思います。3つの要素の中で今1番注目されていると言っても過言ではないかもしれません。よくこの3要素は三角形に関係性を描かれたり、並立して考えられたりしていますが、私は文字通り「する」「見る」の2つの要素を支えているものであると考えています。つまり「する」「見る」の要素は「支える」要素の上にあるということです。プロ野球を例に挙げると、選手たちを支えている人の中には、球団関係者の方や、トレーナーなどがいます。またチームを支えるのは、スポンサーである企業です。これらは「する」人を「支える」要素であると考えられます。また多くの人が観戦できるようテレビ中継などを行う報道関係の方は「見る」人を「支える」要素であると考えられます。さらにスポーツ施設や練習環境の整備・提供なども「支える」という機能にあたります。開催できるか未だ不透明な東京オリンピックですが、そこにも10万人以上のボランティアが一般の方から募集されていました。普段はテレビや現地で「見る」ものとして捉えていたオリンピックに、大会スタッフとして、「支える」人として参加するということです。コロナ禍において、感染症対策を行いながらスポーツをしていくにはこのような「支える」機能がこれまで以上に重要になってくると感じています。
今回は「支える」の要素に焦点を当てましたが、2つの要素に参加してみたり、3つ全てに参加したりすることもできると思います。将来のことを考える上で一つ参考にしてほしいと思います。また、皆さんがスポーツを「する」「見る」ことを「支えて」くれている人がいることを実感し、感謝の気持ちを持って日々の活動に取り組んでほしいと思います。
プログラム風景
Kids バレーボール
中3プログラム 筋力トレーニング講座
事務局 長岡