7月23日から開幕した東京オリンピックが先日閉幕しましたが、みなさんはどの種目に興味を持ちましたか?今回のオリンピックで日本は史上最多の58個のメダルを獲得しました 。実力を出しきり結果を残した種目、思うように実力を出せず悔しい結果となった種目それぞれありました。今回は金メダルを勝ち取った種目の一つである野球の観点からの話です。
私は最近、元プロ野球選手で、現役引退後は監督、野球解説者としても活躍した故・野村克也さんが「野球は失敗のスポーツだ」と書いてある本を読みました。
野球では、3割打てば「3割打者」と言われ、一流打者の証とされているそうです。ということは、裏を返せば7割は打ち損じていることになり、10回やって3回しか成功できていないことになります。こんなに低い成功率でよしとされるのは、野球のバッティングくらいで、他の競技では通用しない、それゆえに野村さんは、「野球は失敗のスポーツ」と称しているようです。
つまりは、失敗したという事実が問題なのではなく、あくまでもその結果に至るプロセスが大事であり、失敗という結果を恐れてはいけない。失敗を恐れていては、人は成長しない。
大切なことは、その失敗を反省し、次は成功するように頑張る事なのだ。それが、その人間を成長させる。「失敗と書いて、“せいちょう”と読む」
この言葉は野球だけでなく、スポーツや日常生活等、なんにでも当てはまることだと私は思います。失敗を成長につなげるためには、日ごろから、段階的な目標設定や本番を想定した反復練習、実践の後の振り返りをすることが大切です。
みなさんは成功の反対はなんだと思いますか?辞書では「成功」の対義語は「失敗」となっていますが、私は野村さんの話を通して成功の反対は「何もしないこと」だと感じました。何もしないで失敗してしまうより、行動を起こして失敗した方が振り返った時に、何がダメだったのか明確にわかるため、次に活かすこと(=成功)につながります。
室内外ともになかなかスポーツ活動ができない期間ですが、のちの大会や目標に向けて、今できることに懸命に取り組みましょう。
「事務局からの挑戦状」が今週からブログにアップされますので、自身のトレーニングに活用してみるのもいいですね!
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事務局スタッフ 久野