2014年7月27日日曜日

Jr.知的プログラム  「スポーツ栄養学」 

7月19日(土)、福岡大学第2記念会堂(1221教室)にて、小清水孝子氏(福岡大学スポーツ科学部教授)による「スポーツ栄養学」の講義が行われた。
「エネルギー不足・栄養バランスが悪い食事を続けているとどうなるの?」という質問から、昨年度の内容を簡単に振り返った。
今回は、貧血・骨折・無理な減量の3つと運動時のコンディショニングづくりに必要な水分補給についての内容だった。貧血には、血液中の赤血球のヘモグロビンを増やすたんぱく質・鉄分・ビタミンCの多い食品を摂取する。骨を丈夫にするには、カルシウム・たんぱく質・ビタミンDを多く含む食品を摂取する。また、ビタミンDは適度に太陽光を浴びることにより体内でつくられるそうだ。無理な減量は、成長期の大事な筋肉や骨をつくる妨げとなり、特に、女子選手にとってはリスクが大きく、疲労骨折等の原因にもなることを分かりやすく説明してもらった。運動時の水分補給については、たくさん汗をかいた時は、塩分0.1~0.2%(ナトリウム40~80mg/100ml)を含んだ飲み物で、運動後の体重減少が運動前の2%以内にとどまるようにすること。また、水分補給時には感染等のリスクがあるため、回し飲みはしないようにいうことだった。
質問コーナーでは、「ベストコンディションで競技に臨みたい。」という想いから受講生はもちろん保護者からも質問があり、意識の高さが感じられた。
最後に、タレント修了生から受講生への話しの中で、3期生の山崎琉日さんは「強い気持ちを持って、何事も積み重ねが大事です。そして、お父さんお母さんに感謝してほしい。」3期生の福江亮太さんは「進路は先を見据えて進んでいくこと。意識次第で能力は大きく変わります。」そして、「トップを目指す仲間として、共に競い合い助け合ってほしい。」という2人からの願いだった。彼らの言葉は、受講生の心にしっかりと響いた。
「食」という基本において、栄養面の知識を身につけ実践することは、コンディショニングづくりにおいて非常に大切である。「食」の大切さを再確認できた時間であった。