受講生の皆さんはそれぞれのプログラムで自分の能力を高めながら、将来世界で活躍できる競技を探すために受講していると思います。
そんな受講生たちに質問です。
プログラムで学んだ技術・知識を人に説明することができますか?
13日のウエイトリフティングのプログラムで、今回学んだ技術についてプログラムの最後に受講生を代表して数名に発表してもらう機会を作りました。大きなポイントは説明できていたものの、細かな部分は説明することができずに終わってしまいました。なぜ説明することが大切なのでしょうか。
説明するということは、自分の中でトレーニングの目的・意義や正しい方法(姿勢など)を頭で理解しておく必要があります。プログラム中は講師の先生方が模範演技をしてくださり、それを直接見て体現することは可能です。しかしながら、今回のように目の前に模範がなく、自分で説明するとなると、頭の中で理解しておかないと説明することができません。プログラムで学んだ事を日常で実践しようとしたときに、トレーニングの目的・意義や正しい方法を理解しておかないと、効果的なトレーニングは行うことはできないでしょう。このように今回の発表は、説明することが大きな目的ではなく、自分自身の中でどれだけトレーニングを理解しているかが大きな目的でした。
これから様々な競技を経験し、専門技術やトレーニングを学んでいきますが、自分の中でひとつひとつの動作を考え、理解しながらプログラムを受けてみてください。そうすれば、より効果的なトレーニングになり、日常でも正しいトレーニングに取り組むことができるでしょう。
トレーニングは頭で理解する!!
受講生の皆さんがこのような意識でプログラムを受講することを期待しています。
事務局スタッフ 溝口