例えば、家の掃除でも、少しの汚れに気付いたとき、あなたはどうしますか。すぐに拭き取れば、あまり大きな手間はなく、時間も道具も必要ありません。しかし、汚れが目立つようになってから掃除をすると、なかなか汚れが取れずに時間がかかり、強力な洗剤や道具を買うお金もかかるかもしれません。そのせいで、ほかの楽しいことが減ってしまいます。
では、整理整頓を、トレーニングに置き換えるとどうでしょう。どこを鍛えたいのか目的を整理して行うトレーニングと、ただこなすトレーニング、どちらがより効果があり、結果につながるでしょうか。
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「心を整える」(長谷部誠 著書)
物の整理整頓に加え、心の整理整頓はできていますか?「心を整える」の中で紹介されているエピソードで、長谷部さんは試合中、自分の実力が発揮できなかった試合のあとは、心がざわついてしまうことがあると話しています。そのため、一日の最後に必ず意識をして心を整える時間を作ることを大切にしているそうです。練習や試合のあとの振り返りが大切です。
また、心の整え方は、考えを固定化してしまうことではないと書かれています。正解を決めつけてしまうと、自分が知らない物の見方や価値観に対して、臆病になってしまう可能性があります。自分の殻に閉じ込もってしまわないためにも、正解はそのときどきに応じて変わるものだと考える余裕をもった心を目指しましょう。プログラムの関わりの中で、受講生のみなさんの素直で吸収力が高い面を感じるので、今後も心を整えて心の強さを身に付けてほしいと思います。
現在、身体プログラムでは、即時の振り返りを実施しています。プログラム終了後、すぐに、「できるようになったこと・できなかったこと」とその理由を記入します。記入用紙に整理して、今後に活かしていきましょう。
【先週のプログラムの様子】
Kids ハンドボール
Jr. ボクシング
Jr. ウェイトリフティング
事務局 德永