2020年7月8日水曜日

ナンバーワンとオンリーワン


 みなさんはSMAPの「世界に一つだけの花」という歌を知っているでしょうか。私がとても好きな歌で、その歌詞の最後に「No.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one」という言葉が出てきます。もし誰かに負けてしまっても気にしなくていい、自分が自分らしく生きられればいい、というメッセージが込められているのでしょうか。歌詞の意味を考えるとより心に響いてきます。しかし、私はここで一つ思いました。

はたして「オンリーワン」とはなにか。

 なにをもって自分ひとりだけのオンリーワンとなるのか。もともと備わっている「個性」とよばれるものだけで、なにもしなくてもそれはオンリーワンといえるでしょうか。たしかに、ひとりひとり個性はありますし、全く同じ人間なんて存在しません。しかし、それでなにもしないのは、結局大勢の中に埋もれているひとりに過ぎないのかな、と私は思います。
 歌詞の中に「一人一人違う種を持つ」と出てきます。その後には「その花を咲かせることだけに一生懸命になればいい」と続きます。なにかひとつでも「これだ」というものを自分の中で成長させていく、だれにも負けない/負けたくないものを自分の中に作っていくことで、「自分らしさ」が生まれてくるのではないでしょうか。つまり、どこかでナンバーワンを目指さなければオンリーワンは形成されないのだと思います。
 スポーツでは、スピード、パワー、テクニックなど自分の強みとして負けないものを作るために努力する。または、1つ1つは一番じゃなくても、総合力ではだれにも負けないようにする。いろいろなナンバーワンの目指し方があります。日常生活における行動、人とのかかわり方などに目を向けて、人間的な成長を目指す、ということでもいいと思います。もし仮に一番になれなかったとしても自分が思う自分の武器を、自分ができる最大限の努力で成長させていくことが「自分らしさ」を育てていきます。
 一人一人が持っている違う花の種を、成長させて咲かせるために一生懸命になる。その結果、それぞれ違った魅力のある花が咲いて、それぞれが美しくなる。これから、自分だけの魅力が詰まった花を咲かせていきましょう。
 遅れて始まったタレント発掘事業も3週間が経ちました。Kidsはハンドボールの2回目を行い、Jr.はついにⅡ期のプログラムがスタートしました!それぞれの種目で自分自身を成長させていきましょう。


ハンドボール(Kids)


バレーボール(Jr.)


ウエイトリフティング(Jr.)

事務局スタッフ 柴田