みなさんは「ライフル射撃」という競技を知っていますか?
ライフル射撃はライフル銃または空気銃を用いて、固定された標的に向けて制限時間内に決められた弾数を射撃し、命中度を競う競技であり、オリンピック種目の1つです。また、極度の集中力、心の安定が求められるメンタルスポーツだと言われており、ヨーロッパを中心に競技が始まり、日本での競技人口は1万人を超えています。
福岡県タレント発掘事業では、数ある身体プログラム種目の1つとしてライフル射撃を実施しています。特別プログラムでライフル射撃・ピストル射撃の体験会などを行っています。今年度の体験会には延べ40名の小中学生が参加しました。
ライフル射撃では、5㎏近くあるライフル銃の重さに、上手に構えられない受講生や座って撃つ(依託射撃)ことは上手くできていても、立射になるとなかなか狙ったところに撃つことができない受講生もいました。一方で、初めてながらも、風格のある構えで高得点を打ち続けて、競技団体の方を驚かすような姿も見られました。
ピストル射撃では、銃の重さはないものの、狙い方の難しさに苦戦する姿が多く見られましたが、コツをつかんだ途端当たるようになった姿も見られました。
「重たくて持ち上げるので精一杯だった」、「きつかったけど10点がとれて嬉しかった」、「楽しかったので次はプログラムでやってみたい」といった声を聞くことができ、受講生にとって、楽しみながらも自身の適性や可能性に気付くことのできる実りのある体験会になりました。
12月4日(土)には、福岡県立総合射撃場でライフル射撃とピストル射撃のトライアウト(選考)があります。今後ライフル射撃の競技により深く関われるチャンスなので、参加する人は、自分が持っている可能性を最大限引き出し、力を発揮できるように頑張りましょう。
【ライフル射撃の様子】