2016年2月26日金曜日

目指せ!「真のチャンピオン」

  2月20日(土)アクシオン福岡にて、堀さやか氏、高須久望子氏(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)を講師に迎え、Kids6年・Jr.1年は「フェア」について様々な立場で考えること、Jr.2年・3年は「真のチャンピオン」について話し合い考えを互いにシェアすることを目的とするプログラムを実施した。
  Kids6年・Jr.1年は「次の試合で勝つためにわざと負けることはフェアかアンフェアか」について、選手、対戦相手、観客、審判それぞれの立場から「自分だったらどう感じるか」をグループに分かれて話し合いロールプレイで発表した。フェアプレー、全力でプレーをする姿を見せることで、見ている人は応援してくれる、そのスポーツを好きになってくれるが、アンフェアなプレーをすることで、応援したくない、見ていても楽しくない、スポーツに興味を持たなくなる。プレーの取り組み方一つで「スポーツを見る、支える」人たちに良い影響も悪い影響も与えるということを理解できた。
 Jr.2年・3年は「真のチャンピオンはどんな人物か、自分ならどうなりたいか」を考え、そのチャンピオン像から日常の生活行動に繋げられることはないかを考えた。

・挨拶ができる→コミュニケーションがとれる
・感謝の気持ちを持てる→ありがとう、感謝の気持ちを伝えられる
・最後まで諦めずにプレーする→何ごとも最後まで取り組む 等

  挙げられた真のチャンピオン像から、スポーツは日常生活と繋がっており人間性を高めることができると受講生自身で気づき、プログラムの目的である全員で考えをシェアすることができた。
 最後に、講師の先生は「勝つ」=「真のチャンピオン」に必ず繋がるのではない、と話した。「日常(社会)での姿」=「スポーツでの姿」になるということから、アスリートとして目指す姿や取り組み方は、社会全体に日常生活で目指す姿を示すことができ、チャンピオンになった際に模範となれる行動をしている者が「真のチャンピオン」となれるのだ。
 今回受講生は相手を想いやることを多く述べているが、実際の生活で行えているだろうか。まず相手を想いやる気持ちを持ち、行動していこう。それが「真のチャンピオン」への一歩だ!
Kids6年・Jr.1年
選手、対戦相手、観客、審判それぞれの立場から「自分だったらどう思うか」グループで発表する様子

Jr.2、3年
チャンピオン像から日常の生活行動に繋げられることについて発表する様子