「集中しろ!」「冷静になれ!」そんな指導者からのコーチングに戸惑いを受けたことはありませんか。今回「メンタルトレーニング」の講義を行ってくださった福岡県体育協会スポーツ医・科学委員の磯貝浩久氏(九州工業大学)は、受講生に問いかけた。多くの受講生は経験があるようで、苦笑いを浮かべていた。
スポーツでは、適度な緊張は必要である。しかし、「過去の失敗から生まれる不安や恐怖」「周りの視線を気にしすぎることでの集中力の欠如」などが原因で、結果が思うように振るわなかったりすることがある。これらの対策法を数多く教えていただいた。腹式呼吸や漸進的筋弛緩法、自律訓練法などである。
未来の日本のスポーツ界を担おうとしている彼らには、これまで以上の大舞台が待っている。今回の講義を活かして、ぜひとも世界で活躍する芯の強いアスリートになることを願っている。