4月13日(土)開講式終了後、全受講生の保護者を対象に「保護者サポートプログラム」が行われた。講師に公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)の池田めぐみさんを招聘し、2度のオリンピック出場経験を中心に講義をしていただいた。
池田氏は、フェンシングを専門的に実施する大学への進学条件として「1.オリンピック出場、2.大学卒業後、大学院に進学もしくは、国立大への再入学」を父から出された。フェンシング強豪大学に進み、勉強の両立を果たす中で、いつしか条件が目標へと変わっていた。
親とはいつでも、方向性を示してくれ、無条件で支えてくれる存在(失敗し、負けて帰っても、優しく受け入れてくれる)であり、親にしかできないことがたくさんある。でも決して、全てできるわけではなく、そのバランスが大切なのだと話された。また、「子どものためと言いつつも、自分のためになっていませんか」と池田氏は、保護者に向けて問いかける場面もあった。
本当に子どもがやりたいことを、広いスタンスで見守ってあげることが必要であり、「どうしたいのか」「何がしたいのか」また、「どのくらいで」「どこにいきたいのか」といったように、自分の意見を持つことが子どもへの選択肢を広げ、問題解決能力を養うことに繋がると話された。 とても、親を信頼し、家族でバランスがとれている様子が目に浮かぶ講義となった。