平成26年3月9日(日)にアクシオン福岡にて修了生プログラムが行われた。修了生や保護者を含め、60名を超える参加者で行われた今回のプログラムでは、講師として福岡第一高等学校男子バスケットボール部監督であり、バスケットボールU-16男子日本代表のヘッドコーチでもある井手口孝氏をお招きし、講話を頂いた。 0からスタートし、日本一まで昇り詰めた福岡第一高校での苦労やそれまでのエピソードを詳しくお話し頂き、創部10年でのインターハイ優勝は、並々ならぬ努力があったからこそであり、修了生自身改めて日本一の難しさを感じていたと思う。また、日本代表でのスタッフ経験をもとに外国人選手の特徴や、日本人選手が世界で活躍するためにはどのような条件や相手でも絶対に負けない強い精神力が必要などのお話しも頂き、世界を目指す修了生にとって必要な情報となったにちがいない。質疑応答の時間では、5期修了生東茉那より「海外で試合があるとき、食事面で選手に心掛けさせていることはありますか」との質問に対し「日本人は外国の食事を摂ると体調が悪くなる選手が多い。しかし、海外の試合でベストパフォーマンスを発揮するためには、特別食事を用意せずに、現地の食事を摂るなどして日本とは違う環境に慣れていかなくてはいけない」との回答があり、海外を経験したからこその日本人の弱点もお聞きすることができた。
後半では、サイコスポーツ(株)の渡辺修氏をお招きし、個人の悩みや今後のトレーニングなどを個人面談形式で行った。さらに、修了生同士で高校生活の現状や個人の課題などを話している場面もあり、充実した修了生プログラムとなった。今後も、修了生同士が同じ世界を目指す仲間として、そしてライバルとして切磋琢磨し合いながら、更なる成長をとげてくれることを期待する。