2014年10月1日水曜日

Jr.共通プログラム「投」

 9月20日(土)にアクシオン福岡にて、渡邊正和氏(福岡大学スポーツ科学部スポーツ科学科)による「投」プログラムが実施された。渡邊氏は2003年まで福岡ダイエーホークス(現:福岡ソフトバンクホークス)の投手として、現在は福岡大学にて指導者として活躍されている。
 投げる動作は一概ではなく、ボールの大きさや距離、速さにより様々である。より遠く、より速く投げるにつれ、投球動作は大きくなる。渡邊氏は実際に近くへ投げるボールから遠くへ投げるボール、遅いボールから速いボールを見せ、受講生はボールの勢いの違いに感心していた。次に投球動作の基本についてご指導頂き、受講生はポイントを押さえながらキャッチボールに取り組んだ。これらの基本動作を実戦に活かすため、学年対抗でドッジボールを行った。緊張感ある中にも心から体を動かす楽しさを味わうことができていた。スポーツは元々、「遊び」から発展したものであり、スポーツの本質「楽しむこと」を感じることができたのではないだろうか。これから受講生は世界で戦うアスリートを目指すものとして「勝負を楽しむこと」を感じることができるようになって欲しい。今回ご指導頂いた投球動作の基本は以下の通りである。
1.投げる相手・方向に対し半身で構える。
2.踏み出す足は投げる相手・方向にしっかり出す。
3.投げる時は肘の高さを両肩のラインよりも必ず高くなるようする。(肘が肩のラインよりも低い位置から投げると肘にストレスがかかり、肘を痛める可能性がある。)
4.ボールは軽く握り、リリース時にボールをはたくように指先で押す。