今回のプログラムのねらいは水球競技に必要な泳法と体の使い方の習得である。
前半は、ウォーミングアップをかねて水球に必要な「泳力」や「けり足クロール」の練習を行った。ゲームで有効な手段となる「けり足クロール」は、方向転換しやすくボールへの反応を早くするため、顔を水面から上げた状態で、手はクロール・足は平泳ぎで泳ぐ泳ぎ方である。受講生は初めて行う動きに苦戦していたが西山氏、山方氏のアドバイスを受け徐々に上達していった。
後半は、キャッチボールやシュート練習等をしたのちゲームを行った。西山氏から戦術のアドバイスを受け、習得したばかりの「けり足クロール」を駆使しながら、ボールを追いかけ、ネットを揺らすシーンがみられた。
自宅課題の「下半身のストレッチ」は巻き足や、シュートをする際のジャンプに役立つストレッチである。課題に取り組み、自由がきかない水中でも、自分自身の身体をしっかりコントロール出来るようにし、ボールだけに集中するのではなくコート全体に視野を広げ、ゲーム展開ができることを期待している。