2015年1月29日木曜日

Jr.知的プログラム「スポーツ傷害とその予防」

  1月24日(土)にアクシオン福岡多目的アリーナにて、中川博文氏、大音樹氏(医療法人清家渉クリニック)による「スポーツ傷害」についての講義と、それを予防・軽減させるための演習が行われた。「スポーツ傷害」は急性的な「スポーツ外傷」と慢性的な「スポーツ障害」に分類され、後者のほとんどの原因は、体幹の衰えからくるものであり、トレーニングすることで改善できること、また、毎日のストレッチによって予防・軽減させることができることを教えていただいた。
  演習では、福岡県教育委員会が作成したリーフレットを使用して、腰部・大腿後面・大腿前面・腸腰筋の4つのストレッチと腹筋・背筋・腸腰筋の筋力トレーニングを学んだ。受講生は、普段から実施している内容もあったが、人体の構造を正しく理解することによって、ターゲットとなる部分を意識して取り組むことができた。今回学んだストレッチや筋力トレーニングは自宅でも簡単にできるものである。これらを、「歯磨き感覚」であたり前のように毎日行うことが求められる。

※スポーツ傷害(外傷と障害)防止のためのリーフレット(福岡県教育委員会作成)
http://www.sponet.pref.fukuoka.jp/sports_medicines/detail/11

腸腰筋のストレッチ
上半身をまっすぐに起こし、へそを前に突き出すようにする。

大腿前面のストレッチ
横になり、床側の脚をまげ、同側の手で膝を持つ。
伸ばす方の脚(上側の脚)の足首をつかみ、後ろにじわじわと引く。

背筋のトレーニング
腰が反りすぎないようにする。