2014年8月5日火曜日

地域タレントチャレンジプログラム(カヌー)4日目

 早朝6時。タイムトライアルのランニング(2000m×2本)で地域タレントチャレンジプログラム(カヌー)4日目が始まった。ピーターコーチ(ハンガリー)から指示された「1本目と2本目のタイム差をできる限り少なくする。」ということを意識しながらタレント生全員が全力で走りきった。
 この日のカヌーを使ったトレーニングでは、K1(カヌー・スプリント一人乗り用)に専用シートを装着しての操縦に挑戦した。専用シートの装着は、昨日まで使用したカヌーよりも重心の位置が高くなるため、バランスを保つことがさらに難しくなる。(※通常は、専用シートを装着して乗りこなすまで2~3ヶ月かかるそうである。)何度もチャレンジしながらバランスを保とうとするが、今回はなかなか思い通りにはならず、タレント生達にとって本プログラムにおける初めての「壁」となった。
 夕食後、今回の国内コーチでありオリンピアンである中野忍氏(旧姓北本)による講話が行われた。話の中では、「上手くいかない時期があっても、とにかく続けることが次のレベル(ステージ)に自分を上げることにつながる。」という継続の重要性や「コーチにアドバイスされたことは、まずやってみる。」という新たなものに挑戦する大切さについて話された。少し落ち込み気味であったタレント生達にとって、気持ちを新たにしモチベーションを上げる話となった。
 5日目は、4名にとって達成感を味わうことができる(K1を乗りこなす)日になることを期待している。