2015年10月22日木曜日

知的能力開発・育成プログラム「Jr.食育プログラム」   Jr.2・3年対象 「増量するときの食事」

 10月17日(土)アクシオン福岡にて、静間佳代子氏(株式会社キャリアビジョン)を講師にお招きし、Jr.2・3年対象に、この先増量が必要な時期が来た時に適切なウエイトコントロールができるようになるための知識を習得することを目的とした講義が行われた。
 アスリートは、運動によって消費するエネルギー量がとても多く、増量する場合は食事によるエネルギーを消費するエネルギーよりも多く摂取する必要がある。また、増量するにあたり、体重だけでなく、筋肉と脂肪の割合といった身体組成も大切である。

○増量に必要な栄養素とエネルギー量をとるためには?

①1日3食(朝食・昼食・夕食)しっかり食べる。
②「主食」「主菜」「副菜」「牛乳・乳製品」「果物」の揃った基本の食事の形をこころがける。
③3食の食事で不足する場合は「補食」でとる。
  ※小さなおにぎりやパンを小分けにして持参しておくと食べやすい。
 
 また、運動前後に補食をとる際は、「何を食べるか」と「タイミング」が大切である。運動前にはエネルギー源となる糖質を十分摂取しておくこと、運動後にはすぐに糖質とたんぱく質を摂取することでグリコーゲンの回復、筋肉に含まれるたんぱく質の合成量が多くなり、筋肉量を増やす体づくりに効果的である。
  ・運動前・・・エネルギー源になる主食・果物など
  ・運動後(すぐに)・・・エネルギ-源になる主食・果物、体づくりの材料になる主菜(たんぱく質のとれる肉まん、乳製品など)

 5月に学んだ「減量」と合わせ、今回学んだ「増量」についても、目的に応じた正しい食事のとり方をしっかり理解し、実践してほしい。

1日に必要なエネルギ-量を計算している様子。