2014年5月23日金曜日

Jr.共通プログラム「走」

Jr.共通プログラム「走」
5月17日(土)、アクシオン福岡メインアリーナにて2007年世界陸上大阪大会400mH日本代表、同種目日本歴代8位の記録を持つ吉形政衡氏をお招きし、Jr.共通プログラム「走」が行われた。
 今回のテーマは、どのような種目も重要なパフォーマンスになってくる「走り」について。どのようにすれば走ることができるか。そのためにはどのような練習を行えばよいのか。吉形先生が一つ一つの動作を実演しながら、速く走るために習得すべき動作をご教授くださった。
 ロンドンオリンピックまで日本代表を目指していたトップアスリートの動きに受講生からは「すごい」「こういう動作ができれば」というような声が聞かれ、日本代表として世界で戦う人の身体能力の高さを実際に肌で感じているようであった。
今回、プログラムの中で行われたジャンプトレーニングの一例を紹介する。
○両脚ジャンプ
 地面に接地する時間を短縮する、接地の時の膝の曲がり具合など走る時に効率よく地面から力をもらう練習。同時にプライオメトリック系(爆発的パワーを発達させるため)のトレーニングを兼ねている。
・ハードルを等間隔(3~4足長)において両脚でジャンプしながら前進。
・地面に脚がついている時間をできるだけ短くする、膝が曲がらない、体が一本の棒になるようなイメージを意識して行うと良い。

 


 ○片脚ジャンプ
 両脚ジャンプの効果に加え、走る時足が後方に流れないようにするイメージを持つためのトレーニング。
・ハードルを等間隔(3~4足長)において片脚でジャンプしながら前進。
・浮いている脚の裏が後ろの人に見えないように注意。
・片脚でジャンプした後、ハードルの上で気を付けするイメージを持つとより脚が後方に流れないようになる。
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 最後に、吉形先生より、世界を目指す受講生に対して「できないことができるようになった時の達成感を味わい、より深い喜びを味わってほしい。そのためにも、好奇心を持ち、できないことから逃げずに挑戦することが大切」というメッセージを頂いた。この言葉を胸に秘め、学校やチームに今回のトレーニングを持ち帰り、貪欲に・積極的に自分の物にしてほしい。